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ゆめ か うつつ か
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フーコーの著作を読みつつ、彼の伝記も併せて読んでいる。彼の人生の軌跡を追うことで、彼の思想や研究を少しでも理解したいと思って(いや、まあ、正直、萌えもある)。

で、ちゃんと理解できてんのか?と問われたら、さあ?って返すしかないんだが。思うにわたしはフーコーの思想や研究よりは、私生活を含んだ彼そのもの、彼自身を解明したいんだと思う。

このひと、面白いんだもん。世間的にタブーとされるものに片端から首突っ込んでる感じなんだよ。同性愛、SM、ドラッグ…。

あんな立派な著作や講義をものしておきながら、知れば知るほど人間性がユニークすぎる。そこが好き!

……そしてわたしが学者になれないのは、こうしてすべてを恣意的に読んでしまうからだ、と再確認した。誤読でもいいや。わたしは正しい答えが欲しいわけじゃない。

ああ ちくまの全集ほしいな…











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 『物と人間の文化史』シリーズが一冊五百円だったので二冊買ってやった。千円以下で売ってるの珍しいよ~。しかも『竹』はその昔図書館で借りて以来懸恋の書だった。竹に関するよろずの知識が載っている+普通に読み物として面白いのがすごい。小説ばっか読んでるとたまに研究書とかルポとかそういう実直な文章が読みたくなるけど、民俗学の本ってそういうときにうってつけなんだな。誠実、朴訥な文。







 


眼精疲労宣告を受けてから、一日一冊読んでいた読書を一週間に一冊にペースを落としたのだが、辛くてつらくてしょうがない。

読むペースは落としても、買うペースは変わらないから、たまるたまる。須永朝彦小説全集は定価8000円を5000円で買えたから思わず買っちゃったし、小栗虫太郎の短編集も破格だった、スペイン幻想小説集は集めてるシリーズ。須永さんの吸血鬼小説はとにかくお耽美! 少女漫画みたい。

漫画といえば最近Gに『シティハンター』をごっそり借りて一気に読んでいて、懐かし面白い。しかし改めて読むと内容きわどい。これR指定じゃないの?って表現とか… よく連載できたな~。



活字読みたいo(><)o












手前から、

小栗虫太郎『潜航艇「鷹の城』
柳田國男『妖怪談義』柴田宵曲『団扇の画』
保苅成男『毒薬』
そしてベルギー象徴派展画集。


どれを取っても猟奇あるいはミステリアス。あ、柴田氏の本は違うか。この教養人のエセー、大学のころ図書館で読んでからずっと欲しかった。絶版だから神保町で二千円という高値で取引されていて、足元を見られているようでなんだか手を出しかねていたが、アマゾンで五百円で見つけたので。なんたって博学そして文章が渋くてクール。こういうじじむさい文章、大好きだ!








アレクサンドロス大王の東征記を読んでいるのだが、

著者・アッリアノスの

(アレクサンドロスの父)ピリッポスの場合、
「東征の計画は国のためになにがなされるべきかという政策の延長」だったが、
アレクサンドロスのそれは
「自分自身のために何がなされねばならないか」という内発的な衝動であり情念だった

という感想になんかとても納得した。そういう個人的な、ひどくワガママな、「したいからする!」っていう発想でもなけりゃ誰があんな馬鹿げた、途方も無い、遠大な途を往くだろうか。



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