ゆめ か うつつ か
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よく行く古本屋の二階でたまに著者のサイン入り本特集をしているのだが、今日はそこに中井英夫の署名入り本が並んでいた。
その署名がなかなか素敵なしろもので、よくありがちなデザイン性を重視しすぎて判読不能なものでなく、実にあっさりのびのびと楷書で書かれている。それに色が良い。サインする側の配慮かされる側の機転か、焦茶色の扉ページに太い銀色のマジックペンという絶妙な色みには、感服。
ああいいなあ、ちょっと欲しいなあ、と思ったものの、やはりそれなりのお値段なので諦めた。その本の短編、違うバージョンで持ってるし(ありがちな罠)。
人は死して名を残すと言うけど、具体的に残ってる名前にはなかなかお目にかかれないよな、と、署名をなでなでして古本屋を辞した。ちょっと未練。死んだひとにはもうサインしてもらえないからねえ。当たり前だけど。
ちなみに、先年亡くなった種村季弘氏のサイン入り本もところせましと並んでいたが、この方のサインはわたしも持っている。高校のころわざわざ氏の講義を聞きに行きサインをもらった『吸血鬼幻想』、あれも少しは価値が出ているのかなあ、種村氏は何せ長生きしたし教授をしていたから、サイン本もわりと残っていそう。
その署名がなかなか素敵なしろもので、よくありがちなデザイン性を重視しすぎて判読不能なものでなく、実にあっさりのびのびと楷書で書かれている。それに色が良い。サインする側の配慮かされる側の機転か、焦茶色の扉ページに太い銀色のマジックペンという絶妙な色みには、感服。
ああいいなあ、ちょっと欲しいなあ、と思ったものの、やはりそれなりのお値段なので諦めた。その本の短編、違うバージョンで持ってるし(ありがちな罠)。
人は死して名を残すと言うけど、具体的に残ってる名前にはなかなかお目にかかれないよな、と、署名をなでなでして古本屋を辞した。ちょっと未練。死んだひとにはもうサインしてもらえないからねえ。当たり前だけど。
ちなみに、先年亡くなった種村季弘氏のサイン入り本もところせましと並んでいたが、この方のサインはわたしも持っている。高校のころわざわざ氏の講義を聞きに行きサインをもらった『吸血鬼幻想』、あれも少しは価値が出ているのかなあ、種村氏は何せ長生きしたし教授をしていたから、サイン本もわりと残っていそう。
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