秘密のベールに包まれたラーメン

一面オレンジの壁
レスラーマスク
ラーメン丼のライト　

だけの、看板も何も無い店があったので近づいてみたら、貼り紙に「会員制ラーメン屋」とあった。

　

きっとミステリアスな味がするのであろう。

オヤジャフ。

Gとドライブの約束してて、Gんちの前に乗りつけた直後から　エンジンが停止したままうんともすんともいわなくなった。イグニッションキーにいくら念をこめてもぜんぜんダメ。

親父「あーそりゃバッテリー切れだあ。よしまってろ、今からいってやる」

かくしてオヤジ・ジャフ、十分後に到着。すみやかにバッテリー切れを確認すると、さっそうと新しいバッテリーを買いに行き、手際よくバッテリー交換を……しようと思ったら工具を忘れたためにGんちで工具を借りて、一時間くらいかけて交換。。

　車の中あけてみるのは、実は初めて。軽自動車はコンパクトに納まってるなーと感心した。普段動かしてるものだけど内部構造初めて見た。自分の内臓だって滅多に見る機会ないもんね、そんなかんじ。

親父「んー？　あれー？　なんじゃこりゃ」

医療手術だったら絶対に言ってはいけないワード連発の親父に、助手さながらに次々工具を手渡しているGが好対照だった。

そんでどうみても絶対はまりっこないパーツをむりやり重ねてねじふせようとしてる親父を見て、ああわたしはこのひとの娘だなあとしみじみ思ったのだった。

ドライブは結局お買い物に予定変更になったが、有意義ないちにちだった。

精神的加圧状態を即物的に解決。

つまり、買い物をした。

＊


アレルギー悪化によりほぼ睡眠を取れないまま朝になり、

電車に乗って気付いたら終点の東京駅で、

慌てて立ち上がった拍子に読んでいた耽美系雑誌の復刊本『血と薔薇』を取り落とし衆人の注視を受け、

仕事に七分遅刻し、

帰りの中央高速は工事渋滞で二時間もかかり、

家にたどり着いたら鍵を忘れて入れず…… 、

とか いろいろあって逆上気味で、購入を検討し続けていたアンティーク風手作りブローチを買ってしまった。会社近くのアートカフェで展示されてたやつ。

かなり、癒された。

庭の薔薇がいつの間にか満開だった

　

＊

薔薇は中央～西アジア、今のトルコあたりが原産だといわれている。アラビアンナイトにも薔薇はたくさん出てくるし、わたしがシルクロードに行ったときもオアシスにはかならず薔薇が茂り、涼しげに露をたたえていた。

わたしにとって薔薇は水の象徴で、だから雨ととても調和するのだろうかと思った。

これがホントのびっくり箱

ベース付近を散策中、箱の中に詰められた手(袋)を発見。

先だってこの付近で冷蔵庫詰めの死体が発見されたばかりということを考え合わせても、なかなか趣味の良いオブジェだと言えよう。