ゆめ か うつつ か
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欲望について考える。
もともとわたしは物欲が何なのかよくわかっていなくて、考えたことすらなかった、その必要もなかった。服も靴も姉と同じサイズで、流行のものはすべて「お買い物大好き」な姉からわたしに流れてきていて、自分から「欲しい」と思うことも少なかったし。
そんな感じに思春期を「文字(本・語学)と旅行と食べもの」という、物ではない精神的充足に費やしてきたので、働くようになってからはわりと、困ったね。自分の使えるお金の範囲でまかなわなければならないものに、「ファッション」が入ってきたから。
何をどう買えばいいのか、いくら費やすものか、よくわからなくて結局今も、「ま こんなもんでどうにか溶け込めてるんじゃないの?」って、半信半疑で生きている。
なんかね 服とか靴にお金を使うのにまだためらいがあるんだ、服や靴が欲しくないわけじゃないけれど、でも、ほんとうにそれが欲しいの? そのお金で一月くらい台湾いけるよ? ツアーでいいならヨーロッパ行けちゃうし、みたいな思いがこみ上げてくるの。わたしの欲望はどうしてもそっちに行っちゃうの。
独身時代の姉は給料の八割をお洋服に費すタイプのひとで、そのころわたしは姉のそういった生活態度をどちらかというとあやぶんでいたが、しかし今は、そういうふうに潔く物にお金を費やせるのがうらやましいとも思う。
まずは 本当に欲しいもの を探すところからだな。
もともとわたしは物欲が何なのかよくわかっていなくて、考えたことすらなかった、その必要もなかった。服も靴も姉と同じサイズで、流行のものはすべて「お買い物大好き」な姉からわたしに流れてきていて、自分から「欲しい」と思うことも少なかったし。
そんな感じに思春期を「文字(本・語学)と旅行と食べもの」という、物ではない精神的充足に費やしてきたので、働くようになってからはわりと、困ったね。自分の使えるお金の範囲でまかなわなければならないものに、「ファッション」が入ってきたから。
何をどう買えばいいのか、いくら費やすものか、よくわからなくて結局今も、「ま こんなもんでどうにか溶け込めてるんじゃないの?」って、半信半疑で生きている。
なんかね 服とか靴にお金を使うのにまだためらいがあるんだ、服や靴が欲しくないわけじゃないけれど、でも、ほんとうにそれが欲しいの? そのお金で一月くらい台湾いけるよ? ツアーでいいならヨーロッパ行けちゃうし、みたいな思いがこみ上げてくるの。わたしの欲望はどうしてもそっちに行っちゃうの。
独身時代の姉は給料の八割をお洋服に費すタイプのひとで、そのころわたしは姉のそういった生活態度をどちらかというとあやぶんでいたが、しかし今は、そういうふうに潔く物にお金を費やせるのがうらやましいとも思う。
まずは 本当に欲しいもの を探すところからだな。
計算のレポートを出さねばならない。単純な問題だが、なにしろ量が多くいりくんでいる。汗をにじませつつなんとか仕上げると、時間ギリギリに提出した。
数日経ち、友人に「美術の課題、展示されてたよ」と言われ見てみると、確かにわたしの名前で人頭の彫像が展示されている。
「こんなもん彫った覚え無いよ、計算のレポートなら提出したけど」と言うと、「何言ってんだ。今どき手で彫るなんて感覚的なことするわけないだろ。陰影とか高さとか、全部計算式でだして、あとは機械だよ」
それが彫刻だぜ、と言われ、そんなもんだっけ、と納得。
*
ちょっと前にそんなシュールな夢を見て「いかにも夢だなあ」と思っていたら、先日ニュースで立体のものをコピーできる3Dプリンターの話を聞いた。
……計算を手書きでやっているぶん、わたしの夢のほうがまだ手間ひまかけている!(のか?)
しかしドラえもんの秘密道具みてーだな、3Dプリンター。便利だしスゲーとは思うけど、ワクワクするより「大丈夫かなぁ」「犯罪に利用されないかなぁ」とか考えちゃう。
技術に関しては保守なくらいでちょうどいいんじゃないかなーと。今あるもので十分間に合ってるし、過分な技術はいろいろ疲れる。なにより技術の立派さに見合う人格がどうも貧困なものでイヤハヤ。
数日経ち、友人に「美術の課題、展示されてたよ」と言われ見てみると、確かにわたしの名前で人頭の彫像が展示されている。
「こんなもん彫った覚え無いよ、計算のレポートなら提出したけど」と言うと、「何言ってんだ。今どき手で彫るなんて感覚的なことするわけないだろ。陰影とか高さとか、全部計算式でだして、あとは機械だよ」
それが彫刻だぜ、と言われ、そんなもんだっけ、と納得。
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ちょっと前にそんなシュールな夢を見て「いかにも夢だなあ」と思っていたら、先日ニュースで立体のものをコピーできる3Dプリンターの話を聞いた。
……計算を手書きでやっているぶん、わたしの夢のほうがまだ手間ひまかけている!(のか?)
しかしドラえもんの秘密道具みてーだな、3Dプリンター。便利だしスゲーとは思うけど、ワクワクするより「大丈夫かなぁ」「犯罪に利用されないかなぁ」とか考えちゃう。
技術に関しては保守なくらいでちょうどいいんじゃないかなーと。今あるもので十分間に合ってるし、過分な技術はいろいろ疲れる。なにより技術の立派さに見合う人格がどうも貧困なものでイヤハヤ。
ついこの間、フランスで反対派を押しきって同性婚が合法になった、というニュースを聞いてわたしがとっさに思ったのは、 「まだ合法じゃなかったのか」 と 「反対派、いるんだ」 の二つだった。 わたしはフランスの同性婚はとっくに合法化されていると思い違いしていたんだな。なんとなく、フランスにはパックス(パートナー法)があるから同性愛が法的に優遇されてるイメージだった。よく考えてみればフランスはカトリック国だから、同性同士の結婚が合法化されてなくて当たり前なんだけど。 でも少なくとも日本よりは同性愛に理解あるフランスで、こと結婚の合法化に関してはいきなり反対派が出てくるのは、なぜ?と。 同性愛者たちも、パックスでなく結婚したがるメリットはどこにあるか不思議に思って調べてみたら。これ 養子を取れるか否かがネックみたいね。 パックスでは不可能で結婚では可能なこと、養子。で、「判断力がない年齢のこどもを、特殊な環境(同性愛カップルの養子)に置くのは虐待ではないか」みたいな意見があると。 ちょっとその理論は考えつかなかった。ゲイに育てられるこども可哀想、的な。すごい健全、健全すぎてキモチ悪い。こどもはマトモな両親に育てられねばならないって、マトモってなんだ。ヘテロでも狂ってる親なんてごまんと居るぜ。 細かい議論を見たわけじゃないけど新聞やニュースで見た意見にこんなんがあってなんか哀しかった。こどもに本当に必要なのは、マトモさではなく愛だろう。