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お風呂好きで有名な古代ローマの皇帝ではない。
かつて、『あまカラ』っていう食べもの雑誌、っていうか 食に関するエッセイ雑誌があったけど、まあ私が生まれる前の雑誌なんだけど、面白かった。単なる美食だけじゃなくて「蛾を食べた話」とかそういうのも扱ってて。ちなみに、戦前九州の男児は、空中に舞う蛾を素手でとらまえ、踊り食いする気風があったらしい。そのエッセイによれば、蛾はヌガーの味がするらしい。
という話をmにしたら、「ああ 蛾なら昔食べたことある。苦かった」という明快な返事が返ってきてさすがm、と惚れ直したのはさておき、
わたしは基本的に辛いものが苦手で、カレーは必ずお子様向け!という人間なんだけど、たまに克己心っていうか自虐心っていうか、やたらに辛いものがたべたくなるときがある。
辛いものを食べる能力というのはうまれつきではなく、訓練だ、と、私は体験的に知っている。かつて韓国人と同居していた折、毎晩のように辛いラーメンをご馳走になっていたからだ。
いったいに、韓国人は他人にご飯を食べさせたがる人々だ、と私は認識しているが、それはこの体験が基になっている。わたしの知っている韓国人はみな、ひとりきりでご飯を食べるようなことは絶対にしなかった。かならず、その場に居る人間に、おすそわけしてくれた。
それは大いなる美徳だけれど、辛いものが苦手なわたしにとっては、唐辛子だらけの食卓は拷問に近いものがあった。それでもその食事を拒否しなかったのは、やっぱり 嬉しかったんだろうと思う。
ともかく、昔、わたしは今よりもっと辛いものに耐性があった。
克己心っていうか・・・・・・、たまに 自分の力量を試したくて、韓国ラーメンなぞ買い込んでみるけど、汗だくになって涙を流しながら食べているってのは、これはもう、辛いものはまったくダメってことかしら。
カプサイシン効果で、お肌は綺麗になる気がするけどね。