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ゆめ か うつつ か
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◎カニバリスム編①

石毛直道 1969『食生活を探求する』 文芸春秋 / 中野美代子 1975『カニバリズム(人肉嗜食)論』 潮出版社 / 篠田八郎編 1978『喰人族の世界』 大陸書房 / 吉岡郁夫 1989『身体の人類学 身体変工と食人』 雄山閣出版 / Arens,W (折島正司訳)1982『人喰いの神話』 岩波書店 / Bakay,L (古和田正悦訳)1988『開頭術の起源と発展』  西村書店 / Harris,M (板橋作美訳)1988『食と文化の謎 Good to eatの人類学』 岩波書店 / Henschen,F (鈴木誠・高橋護役)1974 『頭骨の文化史』 築地書店 / Jack.A (金塚貞文訳)『カニバリスムの秩序』 / Spiel,C (関植生訳)1974 『食人の世界史』

細かい感想は略す。けっこう前に読んだのも含めてるし・書いてても楽しいのあたしだけだ。ジャック・アタリのやつは購入したい。石毛さんのは他で読んだ奴のほうが面白かったなー。納豆とか、あと有名だけど芋。中野美代子さんのは昔福武書店からでてたやつー。吉岡さんのは、最初カニバルのとこだけ読もうと思ってたんだけど身体変工の話しがおもしろすぎて…ピアスとか刺青とかあのへん。他まだいろいろ『美食の文化史』とかあるんですが実家においてあって今手元にない…実家の本とあわせて、いつか、カニバリスム文献集作りたい。

Aさん>メルフォからメッセージありがとう!与那国にはものすごくつええ女首領の伝説があります。実家のどっかに、那覇の図書館から取ってきたコピーがあるはず。これがニョゴガシマの伝説となってザイトン(泉州)あたりから大陸に渡り、遠くアラビアにまで伝わって「なんでも東方にワークワークという女のみの戦闘国家があるらしい」とかいう偽情報になったんではねーかという研究がなきにしもあらず。これで論文書こうとしてた時期があったよ、日本語とアラビア語とフランス語できなきゃいけないんで諦めた。前二者はともかく、アラビア研究はフランスによって開拓されたのでフランス語ができねーと話になんないらしく…二年では間に合いそうにないのでやめた。つうかアラビア語ももう忘れた…アナヤーバーニーヤトン…(私は日本人です)

沖縄もいいけど、今は、流氷がみたい。

 

 

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16時間…電話かかってこなかったらまだまだいけた。時々自分が空恐ろしい。夢も何十と無く見たけど今回は珍しく全部忘れた。忘れたほうがさっぱり目覚められるものだと思った。研究会さぼっちった…もういい…

あの子は無事に帰っただろうか。 

澁澤編集『血と薔薇』 ああやっぱいいなー 欲しいなー。三冊でこの値段なら安いんだろな…思い切って買っちゃおうかな… 血は自分と他人を分かちまた融合させるもの… 電車でオナニー機械特集の写真の頁見開いてたら隣のおばさんがそそくさと席を立った。笑。

小酒井不木『大雷雨夜の殺人』 乱歩のお師匠さん?にあたる人なのかな、以前読んだのは長編で…忘れた。黎明期のものだけあってかなり簡単なトリックだけど面白かった。表題のよりも「烏を飼う女」のほうが好きだな。あと「好色破邪顕正」は探偵役の男が女に惚れてる様がなんともいえずかわゆい…

菊池俊朗『山の社会学』 「山の」「社会学」じゃなくて「山の社会」「学」だった。でも登山についていろいろ知ることが出来たのはよかった、山について詳しいのは親父だがあたしもそろそろいろいろ知らねばならないような気がするので。救助ヘリって官公のならタダなのか…知らなかった…すげえ金かかるのかと思っていた…

金子光晴『マレー蘭印紀行』  論文書く前、資料探しの為に手当たり次第に戦時下外地文学に手を出してる頃、金子光晴が妻の不倫を解消させるため逃げるようにマレーを旅していたことを知ってぜひとも読んでみたいと思ってたのだけどなかなか読む機会がなかったやつ。あの熱帯の地をどう捉えたか興味があった。日本の湿気とも違ってすがすがしく恋を呼ぶあの暑さ。ジョホール・バルは通ったけどバトゥパハは行ってないのが惜しい気がした。この本持って又行こう。

 

読んでるよもちろん!

U・エーコ『カントとカモノハシ』 三度目の読了。初めて読んだのが2003年だからけっこう読み返してるほう?言語学は面白いけど、面白いと感じさせてるのはエーコの才能だな。例えがわかりやすいんだよね、すんなり入っていける。経験的ケースと文化的ケースの説明に大天使ガブリエルの物語をもってくるとか…(神がガブリエルにマリアへの伝言を頼んだが、知らない街の知らない人をどうやって探しだすことができたかという話)。あたしが好きなのは五歳のコドモが「水」を知らない人に「水」を説明する「ピンコの物語」、ナンシーは分析哲学者と結婚したがっている=ナンシーは何を望んでいるのかの話とか・

サルトル『水入らず』  「壁」が一番面白かった、ていうか分かりやすかった。『嘔吐』もそうだけど長いのは読む気しない。銃殺される直前で愛も友情も死んでしまう瞬間、「わたしは孤独だ」「わたしの今の状態では、たとえ無事に家に帰ってよい、いのちは助けてやると知らされても平気だろう。何時間か待つのも何年か待つのもおなじことだ。不滅であるという錯覚をうしなってしまったうえは。わたしは何物にも執着はなかった。」この感覚はわりと毎晩あたしが思い返しているところのもので、実存主義ってなんなのかあたしにはよくわかってなかったけど、現実の絶望を超えたところにあるもの、それをみつめること なら 一瞬たりとも忘れた事はない。忘れ得たことはない。答えは得られずとも。むしろ多分あたしの日々の営みはそれを忘れるためにあるのだ。

あとは横溝の短編集とかフォークナーに挑戦中。従兄弟同士の愛憎劇を描いた「鬼火」は諏訪が舞台でちょっと懐かしかった、高校卒業したときに友達と三人で旅行したんだったそういえば。あと「丹夫人の化粧台」も、化粧台に少年を飼う趣向がなかなか、常軌を逸したオチでよかった。

エーコとかサルトルは読むべきではなかった。本に限らず何かしら面白い物事、感動的ことっていうのはあたしの中ですぐに反応・反復・再生産されてしまう、すなわち ああ・書・き・た・い!

 

 

創作の方が回ってると研究の方の回転もよろしいような気がする。創作で時間使ってる負い目が研究に向かわせてるのかもしれないが。ペース掴んでるって事か?息抜きなのか?創作が?いや創作は息抜きって言うかガス抜きに近い…

ほんとの息抜きは、読書。もしくは・昼寝。

ドリアンとか水の道具誌とか読んでる。果物という概念が好き(食べるのはあまり好きじゃない)なので果物に関する本はけっこう読んでいるつもり。っていうか博物誌関連は面白いよね、頭使わなくていいし。

ドリアンに就いてはウォーレスの『マレー諸島』の引用があって・オランウータンがドリアンを投げて攻撃する話とか・懐かしかった、マレー諸島おもしろいから欲しいんだけど趣味で買うには少しためらうお値段。以下覚書。

ドリアン=麝香の香りを持ち棘を持つものの意/ガス&硫黄臭がする/美味しいドリアンは甘い香り・へたが綺麗に外れて虫食いが無い・太く短い/栄養たっぷりなので食べ過ぎると生活習慣病になる/アルコールと一緒に摂取したら死ぬというのは嘘/なごや浅間の「にしわき」でドリアンかき氷が食べられる

あ…そおか・ししおどしって「鹿おどし」って書くんだ…

 

昨日のゼミは長引いたなあ!そして今年の四年生はいよいよ本格的に留年しそうだ!←ひとごとでは ない。

あがけあがけ、最後まで。

幻想小説短編集、買ってしまった。日影丈吉の「猫の泉」入ってるんだもん。この話好きだ。『どうぶつのお医者さん』でこの話のオマージュらしきものがあったなあ。日影丈吉の絶版本八千円もして手が出せなかったのだ。筒井康隆の「たたずむ人」久々に読んだ、この話の作者を阿部公房と勘違いしていたのは何故だろう。反社会的とみなされた人間が植物にさせられる話で淡々とした怖さが。

読書メモメモ覚えてるだけ:

大岡昇平『野火』 大昔に読んだときはなんてえか、主人公の卑屈さ⇔尊大さとかに共感できなかったけど今はわかる。おとなになったとゆうことか。「猿の肉」が人肉の暗喩だってのがしっくりはまったときに「こええ!」って思った。体験の記というか、戦場のリアルさとかそういうものは今のあたしには書けないと改めて。書けるようになっても嫌だけど。『武蔵野夫人』より全然好きだなーこの容赦なさ。

イサベル・アジェンデ『エバ・ルーナのお話』 千一夜ぽい。一話目が一番いいかな。言葉を売る女と大佐。あとはどっかで読んだことある話ばかりだった。「クラリーサ」とか、相手に恋させて死んで復讐、って何かいかにも女の考える話って言うか奇麗事だなあと。奇麗事が悪いって訳じゃないけど話としてはやっぱりマルケスくらい容赦ないのがいい。男同士の復讐譚は壮絶だぜえ。百回殺してもあきたらん、ってのを地でいく勢い。

あと バルガス・リョサの『密林の語り部』とかエスコフィエの自伝とか。エスコフィエはフランス料理の完成者とかゆわれてる人なんだけど読んでて・なんか・肌にあわないというか水があわないというか…蛙の事を「妖精さん」とか名づけちゃう感覚はよくわからんし調味料とか調理法がえたいの知れないものばっかで…フォワグラとかグラティネするとか・「味噌であえる」くらい簡潔な表現にならんものか。ソースに「夏の美しい夕暮れ」って名づける感性とか・美味いのか?それ?

あ でも 全てを赤で統一した 赤い晩餐会 の話は綺麗だと思った。

 

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