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ちょっとだけconfession、告解しておくと実は今一番進んでる選考(最終結果待ち)に受かってしまうと来月の今頃はもう日本に居ないんだな。ごめんあたしわりと最初から海外就職狙ってた。
んーとね 研究で日本人論みたいなことやったおかげで日本を外から眺めたくなったし、いちど海外(かつ日本企業)で働いてみたかったし、そう悪くない条件(特別よくもないけど)だったから。
受かるかどうかはわかんないけど具体的にいつ現地に飛べるかの打診はされている、つうか来週くらいまでに飛べないかとか言われた。そんな無茶な。行ったら最低1~2年、長くて4・5年は帰らないと思うのでほらいろいろさあ…
まあ受かったらの話だけどね。四月馬鹿がほんとになったらごめん。
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あのね、「三界に家なし」っていうことばがあるけどあんな気持ちなのね、家を出たときからどこにいても落ち着けないし落ち着かない、この世界に居場所が無い感覚、不安なんだ、山小屋にすがる前に自分で自分の居場所を作るココロミをしたいんだ。この気持ちは小さい頃よく感じてて、それは子宮を出て生れ落ちたときからの不安に似てる。何処に居ても、日本でも海外でも同じなら日本にこだわる必要は無いって思ってさ。
↑昔こういうこと言って母を泣かせたことがあるけど、別に家族とか友達が大事じゃないわけではなくて、すごく大事だし大好き、だけどそれとは別なんだ。あたしは、いつだって、誰に会うのだって、次また会えるかどうかわかんないと思いながら生きてるし毎日がいっぱいいっぱいだから、別れの重さは全て平等だと思ってるし相応のダメージをいつも、受けている。
・・・とは、「負の能力」(negative capability)である。すなわち頭の中にいくつもの矛盾した考えを抱き確信を必要とせず疑問と謎とを伴侶として生きる力・・・」
ジョン・キーツの言葉だけど、これってけっこうしんどい生き方だよね。下手すると分裂症。
確信の無い生を耐えられる人間なんているのかしら…
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実は今年に入ったくらいからずっと、ある事で悩んでるんだけど・まあ事件自体はあたしの生活を脅かすものではないし、事件の中心人物にとっては喜ばしいことらしいので深刻ぶることはないのかもしれない。
でもそのことがわりといつまでも自分の中に衝撃として残っていて始末に終えない。事件自体はごくプライベートなものなのでここで説明することははばかられるんだけども、たとえて言えば、尊敬し憧れていた永遠のライバル姫川亜弓が年が明けたらレディースのヘッドになってて「イェーイバリバリだぜ!紅天女?どうでもいいね!アタイは風になるのさ!」とかゆってるのを目撃したときの北島マヤ、みたいな衝撃に近いんじゃないかな。
一体あたしに何が起こっているのか永久に誰にもわかることがありませんように!
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成果主義なのかなあやっぱり、この世は売れたもん勝ちなのか…「とにかく何でもいいから売れるものを書きなさい」って言われ続けているのだが・正直今の日本で売れるものを狙って書きたいとは思わない。つうか狙って書くということはわたしには出来ない。もの書きになることが最終目的ではない、ものを書き続けて生きたいということが最終目的だから。世間にあわせて書くのではなく わたしの書いたもので世間が動くくらいの、そういうものを書きたい。ささやかな野望。
自分の子供は絶対虚弱児になるから って結婚も考えてない、「遺伝性の病気持ちが出産とか、よくやるよなってかんじ、子供のこと考えたら絶対産まない方がいい」ってゆってる、ひでえ、でもそれって自分は生れてこなければよかったと思ってるのかなあと思ってちょっとかわいそうになった。かわいそうになったけど腹がたったので
子供の苦しみなんか知ったこっちゃないね、子供のことなんか考えないね、世の中てめえのことだけ考えて生きればいいんであって、自分のことすらできない人間に他人の面倒がみれるわけはない、親はただ生んだだけで、そして叶うなら子供が苦しいときに傍に居て愛してるって言ってやればそれでいいんだよバーカバーカ!
ってゆっちゃった…苦しんでるひとに…だってムカついたんだ…「産まないほうがいい」子なんていないんだよ。それがたとえ病弱な子だとしても、悪党になるとしても、でもやっぱり、産んだほうがいいと思ってるよ。
それで今日は睡眠時間ニ時間だけど銀行とか役所とか学校とかいろいろ廻ってあたまくらくらする。
心置きなく好きな本が読める立場になったのでさっそく古本屋を漁ってきた。とりあえず中国古典文学大系を二冊ほど。剪燈新話より子不語の方が面白いなー。平妖伝も欲しい…美人な狐の妖術使いが大活躍!そんで確か海上花列伝に武科挙の話が出てきたような…高校のときに読んだから記憶は定かではないけど;
古典文学大系は註のオンパレードで、しおりが二枚以上必要なんだけど、熟読すれば中国の歴史民俗についてはかなり知ることができるんだな。少なくとも大学の講義レベルの知識は手に入るはず。
この辺、読んでると高校の頃の中国への憧憬がまざまざと蘇ってくる。狐と幽霊、花妖、地仙、英雄豪傑に聖人君子、美女貞女に魑魅魍魎…あたしの憧れ・伝統風俗・を育んだタオイズムは政治的事情により完膚なきまでに破壊されてて、あたしは辛うじて伝統を「作り直す」作業の傍観者だった、北京の道教寺院の荒廃は目を覆わんばかりだったし四合院をぶっつぶして道路を拡張、そういうの観てて辛かった。夢は夢のままにしておけばよかった、と思わないこともないけどでもやっぱり真実の姿を知っておいて良かった、現代に生きるってそういうことだし…なべてこの世は、破壊と再生の営みの連続なのだ。
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最近のニュースをみていると、マスコミの報道能力が明らかに低下してるのがよくわかる。という話をMがしてて、すごいうなずけた。まあ具体的にはこないだの某産む機械発言に関してだけど、世論を作ろう作ろうという姿勢が見えすぎるよね。支配の一番かしこいやり方は、支配されてると悟らせずにやる方法だ・っていうのは古今東西の常識であって、ことニュースに関してはインターネットが生れてからいろいろ変化が生れてるのは確か…ヒトラーがラジオをナチスの宣伝に利用してたのは有名な話だけど、現在でも、それがたとえ国際的なニュースだとしても、ソースの出所ってのは限られてて(主に欧米系の通信社)…本当に純粋なデータってのはなかなか得がたいのだから…
作り手 仕掛け人 操る人 そういうものが見えるうちはまだ、安全。
逆に言えばテレビやラジオの質がいくら低下したとしても、匿名性の高いネットがいつまでもサブの座にいるのは当たり前の話だな。