明治のころは「長途遠足」と言ったらしい。

卒業単位のため修学旅行（スクーリング）に行かねばならなくなったｍがしじゅう「行きたくないなあ」と呟いていた。

予備校の合宿みたいにずっと勉強しどおしなのかと思っていたらそうではなく、登山したりそばを打ったりするらしい。楽しそうじゃん、と思ったが、枕が変わると眠れない人種のｍに早起き登山は苦行だし、そばも食べれないし、そもそも人見知りだし・・・・・・ちょっと同情した。

ｍ「まあでもどうせ行かなきゃいけないし、背水の陣ってかんじ」

行き先はどこの戦場？　誰と戦うつもりなの？？


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・・・・・・ともかくもその悲愴な決意にちょっと心配していたが、わりと楽しんでいるようなメールが入ってきてほっとした。

と　いうか宿泊先が、露天風呂みっつもついてるようなすごくいいホテルで、ご飯は会席で、しかも同室者ナシでひとり部屋も満喫できて、いたくゴージャスげな旅をしているようだった。うらやま。

モノマニアック

mんちでPSPの音楽ゲームをやらせてもらったところやめどころがよくわからなくなり、気づけば夜中の２時過ぎだった。
ずいぶん昔に、テトリスを夢中になって16時間くらい連続でやったなあ、と思いだした。

m「ゲーム廃人の素質あるよね」

あると思う。


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ゲームではないが、韓国語にハマッたときは韓国語の辞書と雑誌を寝食も忘れひきうつしていてルームメイトに「あんたキモい」と言われたりした。何日もろくに眠らず口もきかず一心不乱に辞書を読んでいたりしたので、まあ仕方ない。

どうもわたしは好きなことをやるとき限定で脳内麻薬が出てるらしく、疲れも飽きもまるで感じないんだよね。ある意味無我の境地つうか。

改めて言うまでもなくオタク気質なんだな、本質的に、わたしは。

リサイクルおじいちゃん

「コンピューターおばあちゃん」的なインパクトがある。

桂花に寄せて

　　
きんもくせいの木が庭にあるので、これが咲くと秋が来たなあと思う。

もくせいの花は中国では桂花とよばれて、お茶やお酒の香り付けに使われている。ストレス緩和の作用があるそうで、確かに街中でふとこの香りをかぐとほっとするものね。

明るい月の夜にきんもくせいの香りがこぼれてくると、桂花庭院月紛々・・・っていう高啓の漢詩を思い出す。
月夜にきんもくせいの香りがただようなか、ほろよいでひと枝おりとれば、たちまち袖に香りが満ちる、という内容なんだけど、現代の衣はいたって実用的で、袖も裾もないので香りを孕むこともできないのがさみしい。

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題桂花美人

桂花庭院月紛紛　　　
按罷霓裳酒半醺　　　
折得一枝携満袖　　　
羅衣今夜不須熏　　　

トロンプ・ルイユ・トラック

「おいしそう！」　というコメントとともにｍから送られてきた。

　

お徳用ラーメンがぎっしりつまった扉が今にも開きそうなトロンプ・ルイユ（騙し絵）。

昨今騙し絵が流行モチーフだが、この前、フェイクファー、金ぴかベルト、ゴージャスネックレスの全てが騙し絵という恐るべきフェイクワンピースを来ているヒトが居て、なんか昔、ギャグ漫画の貧乏キャラでそういうのいなかったかなあ、びんぼっちゃまは半分だけ着てるとかだっけ？　などと思った。やりすぎてもビミョーつうかなんていうか。