ゆめ か うつつ か
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張り切って4日休みを取ったうち、3日風邪で寝込んだ。
4日めはかねてから計画していた東京地方裁判所見学に行って、連休おしまい。
裁判の傍聴は、かねてからお友達におススメされていたのだけど、なかなか行く機会がなくて見送っていた。有名な北尾トロさんの傍聴解説本を事前に読んで予習、初心者なのでとりあえず東京地方裁判所へ。
とにかく興味深かった!! 傍聴したのは刑事裁判を五件、窃盗から売春、強盗など。夏休みだからか親子連れや、学校の宿題かな?という学生も。売春案件なんか小学生に見せていいのかと思ったが。
違法薬物の裁判が印象的だったなあ。被告を通報したのは父親で、薬物を使い始めた経緯もパワハラやうつなど、現代事情を反映しててドラマチックだった。
北尾さんの本にもあったけど、どの法廷でも身元保証人がいるかどうかをしっかり見てる。本人がちゃんと更生できるか、見届けてくれる人がいるか否かで裁判官の印象も変わってくるんだろうなあ。
しかしホントに傍聴席はどこも満員に近くて、面白そうな裁判は長蛇の列。見知らぬ人(子ども含む)に興味津々に生い立ちやら性癖やら自宅の間取りやらを聴かれてしまう、被告にはなりたくないなあと心から思った。
4日めはかねてから計画していた東京地方裁判所見学に行って、連休おしまい。
裁判の傍聴は、かねてからお友達におススメされていたのだけど、なかなか行く機会がなくて見送っていた。有名な北尾トロさんの傍聴解説本を事前に読んで予習、初心者なのでとりあえず東京地方裁判所へ。
とにかく興味深かった!! 傍聴したのは刑事裁判を五件、窃盗から売春、強盗など。夏休みだからか親子連れや、学校の宿題かな?という学生も。売春案件なんか小学生に見せていいのかと思ったが。
違法薬物の裁判が印象的だったなあ。被告を通報したのは父親で、薬物を使い始めた経緯もパワハラやうつなど、現代事情を反映しててドラマチックだった。
北尾さんの本にもあったけど、どの法廷でも身元保証人がいるかどうかをしっかり見てる。本人がちゃんと更生できるか、見届けてくれる人がいるか否かで裁判官の印象も変わってくるんだろうなあ。
しかしホントに傍聴席はどこも満員に近くて、面白そうな裁判は長蛇の列。見知らぬ人(子ども含む)に興味津々に生い立ちやら性癖やら自宅の間取りやらを聴かれてしまう、被告にはなりたくないなあと心から思った。
母に誘われ、「漱石の美術世界展」に行ってきた。漱石は実家に全集があったので、ひととおり読んだつもり。
よく「○○世紀の美術」というタイトルの美術展はあるけど、文学者をフューチャーした美術展って珍しい。総合芸術的な見地、なのかな?と勝手に深読み。
構成は①漱石の作品に出てくる美術品②漱石の幼年期に身近だった日本美術③漱石に関わりのあった芸術家の作品④漱石の作品となっていて、漱石好きにとっては至れり尽くせりの展示。
ただ、美術史の系統に沿ってるわけでないから、作品集めるの難しかったんだろうなあ。ミレイのオフェリアは写真だったし、そのほかも何点か写真が。とはいえ、シャロットの女や人魚の絵は良かった。
『虞美人草』のラストに出てくる屏風など、わざわざ今の画家に依頼して描かせてるものもあり。描き手が誰かより、誰が、なぜその描き手を選んだのかの方が気になった。どうやら依頼人は芸大美術館の准教授らしいが、どうしてその描き手を選んだのか。漱石好きな絵描きだったのか? もしそうなら同人的な二次創作じゃん、とか思ったが、まあ単に頼みやすかったから頼んだんだろう。
漱石自筆の絵は……まあ……線へろへろの、いかにも素人。だが会場にいた元・文学少女の老婦人たちは「なんて素晴らしい絵!」「漱石って何でも出来るスーパーマンだったのね!」などと感極まっており、そりゃ崇拝しすぎじゃねーのとツッコミを入れたくなった。
ようは、文学は網羅してても絵はあまり分からない人たちがわりと居たんでは、とわたしは思う。近代日本美術の展示は足早に通り過ぎても、漱石自筆の展示では一文字一文字、じっくり見てる人が多かったし。画家メインの展示だと逆だよね。絵の方に重点が置かれる。
言ってみれば漱石好き集まれ!って感じの展示だった。好きな人ならすごい楽しめる、でもこれ真の意味で美術展かと言われたらちょっと怪しい。だからこそタイトルが「夏目漱石の美術世界展」なんだろね。
言うなれば漱石の作品を理解するための美術展、先に文学ありきの展示。つまりはちょっと大掛かりで贅沢な「夏目漱石文学記念館」だと理解した。
よく「○○世紀の美術」というタイトルの美術展はあるけど、文学者をフューチャーした美術展って珍しい。総合芸術的な見地、なのかな?と勝手に深読み。
構成は①漱石の作品に出てくる美術品②漱石の幼年期に身近だった日本美術③漱石に関わりのあった芸術家の作品④漱石の作品となっていて、漱石好きにとっては至れり尽くせりの展示。
ただ、美術史の系統に沿ってるわけでないから、作品集めるの難しかったんだろうなあ。ミレイのオフェリアは写真だったし、そのほかも何点か写真が。とはいえ、シャロットの女や人魚の絵は良かった。
『虞美人草』のラストに出てくる屏風など、わざわざ今の画家に依頼して描かせてるものもあり。描き手が誰かより、誰が、なぜその描き手を選んだのかの方が気になった。どうやら依頼人は芸大美術館の准教授らしいが、どうしてその描き手を選んだのか。漱石好きな絵描きだったのか? もしそうなら同人的な二次創作じゃん、とか思ったが、まあ単に頼みやすかったから頼んだんだろう。
漱石自筆の絵は……まあ……線へろへろの、いかにも素人。だが会場にいた元・文学少女の老婦人たちは「なんて素晴らしい絵!」「漱石って何でも出来るスーパーマンだったのね!」などと感極まっており、そりゃ崇拝しすぎじゃねーのとツッコミを入れたくなった。
ようは、文学は網羅してても絵はあまり分からない人たちがわりと居たんでは、とわたしは思う。近代日本美術の展示は足早に通り過ぎても、漱石自筆の展示では一文字一文字、じっくり見てる人が多かったし。画家メインの展示だと逆だよね。絵の方に重点が置かれる。
言ってみれば漱石好き集まれ!って感じの展示だった。好きな人ならすごい楽しめる、でもこれ真の意味で美術展かと言われたらちょっと怪しい。だからこそタイトルが「夏目漱石の美術世界展」なんだろね。
言うなれば漱石の作品を理解するための美術展、先に文学ありきの展示。つまりはちょっと大掛かりで贅沢な「夏目漱石文学記念館」だと理解した。
大阪に住むAちゃんが所用で東京に来るというので待ち合わせて博物館とかお茶とか。塩とたばこ~は、年に数回特別展を催してくれてそれがわりと見ごたえある。今回は少し早めのお花見として、桜に関する浮世絵や煙草道具など。Aちゃんが最近浮世絵にはまってるらしいが、やはり浮世絵は江戸文化の産物だからか東京で見るほうがバラエティに富んでるし見やすいのかなーとか。
江戸期の桜の名所をいろいろクローズアップしてくれてて面白かった! 浅草は去年桜の時期に行ったし、イメージしやすかったなあ。画題に美女と桜、または役者と桜の取り合わせって、昔から発想は変わらないんだなあとか。
あとちょっと前まで久生十蘭の『顎十郎捕物帳』読んでて、江戸の町並みを再確認するのにもちょうどよかった。顎十郎面白いよ。推理や物語の鮮やかさはもちろん、一方的にライバル視されちゃう南町奉行所の藤波さんへのあしらいとか、なんかもうひとことで言って萌える。。
芸術の日。
十月一日、東京都民は都内の美術館・博物館が無料になるっていうのを知らない都民は結構多い。ま、平日だったしねえ。
で、Gを誘ってアンソール展を観に新宿まで行ってきた。アンソールというのはベルギーの幻想絵画の先駆者だが、Gはベルギーで青春時代を送ったので。
さすがに人はかなり多かったけど、押すな押すなの大盛況というわけでもなかった。ほどよく混んでて活気がある。展示も専門用語の解説があるなどわかりやすかったし、新宿都心高層ビルでの展示だったので、秋晴れの空に東京が一望できたのもよかった。
そんでアンソールって性格悪そう! そこがよい! と、思った。画集買うぞ。
G「まともな写実画をやめて、骸骨や化け物を描き始めたらポップになったってどーゆーことだ」
同感!!
新宿はGのかつての職場だったので、知るひとぞ知る築地から仕入れているという海鮮食堂「タカマル」へランチにつれてってもらう。これは、三宝丼。いくらとうにと貝に刺身が載ってあら汁もついて1200円!! ちょっと水っぽかったがこの値段でこの豪華さは◎。Gはぶりのづけ丼小鉢付きを頼んだら、小鉢が丼くらいあるぶりの煮物で目を丸くしていた(余談だがその日の夜のGの家庭の献立はぶりを焼いたものだったらしい。ぶり尽くし)。
さらにGオススメのアニメ映画を奢ってもらったりしていろいろ楽しかったのだがこれについてはまた改めて。
で、Gを誘ってアンソール展を観に新宿まで行ってきた。アンソールというのはベルギーの幻想絵画の先駆者だが、Gはベルギーで青春時代を送ったので。
さすがに人はかなり多かったけど、押すな押すなの大盛況というわけでもなかった。ほどよく混んでて活気がある。展示も専門用語の解説があるなどわかりやすかったし、新宿都心高層ビルでの展示だったので、秋晴れの空に東京が一望できたのもよかった。
そんでアンソールって性格悪そう! そこがよい! と、思った。画集買うぞ。
G「まともな写実画をやめて、骸骨や化け物を描き始めたらポップになったってどーゆーことだ」
同感!!
さらにGオススメのアニメ映画を奢ってもらったりしていろいろ楽しかったのだがこれについてはまた改めて。