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冷やかしのつもりだったのについつい真剣に見てしまい、カットソー(ラスト一枚を姉に譲ってもらった。感謝!)を買ってしまった。またいつ来るかわかんないからなあ。
感想ー。
品揃え豊富で高級なユニクロ!って感じ(*追記・縫製はユニクロのほうがダントツいい)かな…。ずらりと並んだワンピースやスカート、確かにデザインもプライスも可愛いんだが・女の子(オバサン含む)が群がってるのを見てしまうと、「あ…わたしこのひととペアルック?」って我に帰るっつうか。いやそこで着こなしに違いを出すのがセンスあるひとなんだろうが、私センス無いんで、つうかこう、根っからの中央線気質というか古着好きとしては、もろかぶりがちょっと切ないと言うか。
私に買える程度の服で大量生産されてないものなど無いんだろうけどさあ。この世に一着しかないようなデザインとかに惹かれてしまうのは、これも自己顕示欲か?
トレンドや、挑戦してみたい色・デザインのアイテムを、幅広く安価で気軽く試せるのは嬉しいんじゃないかな。
商品の回転が早いためか、全て現品限りのうえ試着室やレジも混んでて、じっくり見るには相当な時間が必要だと思った。
それにしても銀座を歩いてる人はみんなどうしてあんなにカッコよく見えるのか。
散策中みつけたもの。
でんでん太鼓のなれのはて。
コカ・コーラ1リットルびん。
以前の探索者がご親切にもわかりやすい場所に置いてくれたものらしい。
ぼろぼろの看板。そして……
m「あヒィ!」
!
!!!ぎゃあああああああああ!
・・・何か作為めいたものを感じずにいられなかったのは、わたしとmのオトナ的なつまらないかんぐりであろうか。
でも明らかにめっちゃ怖い演出で置いてあったんだよ!やっぱ水周りで!もう横の井戸から貞子が出てきてもおかしくねーよ、って感じだったよ!独りだったら泣きそうだったよ!!寒気もここに極まれり。。
m「絶対誰かの演出だよ」
このほかにも白い子供用長靴がさかさまに木に突き刺してあったり、茶碗や急須がナイスアングルで置いてあったり・・・この廃村はかなり有名だし(実際わたしは数年前K駅近くの飲み屋にあったエコ系雑誌の特集でこの村を知った)気軽にアクセスできるゆえ、きっとわたしらのような暇人がたまの休日に遊びに来てはいろいろ触っているのであろう。。
ちなみにわたしは今回そこにあるものを弄くるようなことはほとんどせずあるがまま撮影したのだけど、あるがままでこんなにもフォトジェニック。。そこに誰かの演出が働いているのか、もともとの廃墟たる魅力なのかはよく知らないし、わからない。わたしは廃墟マニアではなくただのもの好きで、「天気が良いから」気軽にドライブ&ハイキングを楽しもうと思っただけだ。
廃墟から引き出されるイメージは好きだけどね。どうやらフェティシズムには縁が無いようで、モノ・形而下よりは 精神・形而上に魅かれるみたい。
林の中、獣道めいた小道を辿っていくと、苔むした石垣に囲まれた小高い広場があった。建造物は既に無かったが、水場や大鍋、散乱した茶碗や一升瓶などから人家の跡だとわかる。
電信柱の成れの果て。
そこからさらに少し下ったところに三件ほどかたまって集落の跡があった。
一番大きな廃墟とその内部。
一階部分は既に押しつぶされて木材の下敷きになっていた。二階部分には骨だけになった団扇や色あせた靴ひとそろい、電気プラグ、新聞や雑誌の1ページ。それも、雨風にさらされて文字が消えかけている。
傾きかけ、今にも潰れそうだったので、内部をこれ以上検証することは無理だった。やがてこの家も朽ち果てて木くずになってしまうだろう、人の住まない家は荒れる。
かまどらしき物体。一面苔に覆われて、異様なオブジェと化している。
ここをつぶさに見ているとき、かなり近くから断続的にあひるのような鳴き声が聞こえてきていて、mと首を傾げていたのだが……
正体見たり!
手のひら大ほどもあるヒキガエルが繁殖期を迎え、元気よく鳴いているのだった。家の正面にある井戸(?水場?)に折り重なるように何匹も、沢からやってきたのだろうか?
しばらく附近を探索した後、「蝦蟇の家」附近で昼食。持ってきたパンをぱくついたが、陽もささぬ林の中は薄暗く相当に寒かった。
そりゃあ、こんなとこに住むのは辛かろう。
などと、村を去った人たちの心中など慮ってみた。。
帰りは下りなのでらくらく、のんびり蜥蜴などひやかしつつ 車まで辿り着いた後は温泉でひとっ風呂浴びてゆるりと帰宅。
いい天気だったので、かねてから行ってみたかった奥多摩の廃村へおべんと持ってハイキングに。
鳩ノ巣駅から歩いて約一時間というので途中まで車で行き、適当に歩いて行こう と、林道に入ったあたりで歩き始めたのだが 実際に行って見たら村の一歩手前ギリギリまで車で行けそうなのであった。mごめん 無駄に歩かせた……
林道を延々とあるく。 汗ばむほどの陽気だが、風はさわやか。
古木。隣には楚々とした桜の木が花を散らしており実に風情があった。
俗に言う天狗の止まり木ってやつかしら。
柳田國男が滞在したこともあるという集落、峰への入り口。廃村ということで地図には既に無く、所在がよくわからないまま出発したのだが、案ずるには及ばなかった。川乗山登山道の途中に地図があるのでそこで確認できる。ただ、峰入り口の立て札は朽ちかけていて、注意深く見ないと通り過ぎてしまいそう。
川の方へゆるやかに下っていくような道。人一人通るのがやっとだった。途中、くもの巣や動物の糞が。
とはいえ動物の姿はなく、人気はさらになし。鳥の声ばかりがかまびすしく、山中の寂しさを際立たせていた。
招待券をもらったので、仕事前の時間を利用してKちゃんと後楽園にある浮世絵美術館に行ってきた。ビルの五階にあるこぢんまりした美術館だったけど、展示のボリュームは満足いく内容。
展示を初刷りで揃えているところ、限られた展示スペースに英泉の壮絶美女から富岳三十六景色なんかの有名どころ、枕絵が忘れず配置されてるのも非常にやらしい、いやよろしい。
洋風浮世絵なんてのがあって、縁にでたらめなアルファベットがデザインされている。同時代のヨーロッパでジャポニスムが流行ってたみたいなものかしら。逆オリエンタリズム、いや オクシデンタリズムか?「読めないけどカッコいい!」って思って取り入れちゃったんだろうな。なんかかわいい。
滝夜叉姫の妖術お化け骸骨図絵、海底のいくさ図絵なんかもユーモラスで面白かった。
とにかく線が鮮やかなんだよね、あの単純ながらも洗練された線と色は、現代日本の漫画文化に通じるものがあるんじゃなかろか。