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ゆめ か うつつ か
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そうでもないらしい。あちらでも英語混じりの表記がナウなヤングにオオウケというわけか。

そういうわけで久々新宿に行ったついでに詣でてきましたforever21。外国人観光客の多い新宿という土地柄のせい? アクセ売り場に日本人なら「ナニコレ」とかゆっちゃうような「こけし」ペンダント。これは着けられない、いくらなんでも、21歳だとしても。。でも一方で、こういう「地域化」とゆうか、国ごとに商品の特色化、差別化が少しでも図られてるなら面白いなあと思った。中国だったら陶磁器製ペンダントとかね、ありそうじゃない?

で わたしは。

 ニットに合いそうなふくろうと薔薇のペンダントを。アクリル製でもそこそこのクオリティ。これで千円くらいってやっぱ、安いよね!

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昼過ぎまで母の相手をしてバレンタイン節の仕入れなどをし、それからmの運転で山梨に向かったので陽は大部傾いていた。連日のカラカラ日照りに奥多摩湖はだいぶ水かさが減って、縞目状になった乾いた底が露出していた。水の退いてしまった湖の底には、首を絞めた痕が紅くあらわれる――と書いたのは中井英夫だったが、むしろその縞目は首を絞めたロープそのもののような気がした。猿の子供がきゃきゃと遊ぶ道を飛ばして温泉へ、山が全体的にあかく、そして金色にけぶるのはおそらく杉の花粉だろう。まがまがしい景色。

つめたい風に吹かれながらあつい湯に入った、湯屋の入り口に剪定でもしたのかつぼみをつけた桃の枝がたくさん置かれていた。そういえば山梨は桃が有名なのだったと思い返す。食べるほうも観るほうも。三月三日、上巳の節句までには咲くだろうか。壺に投げ入れておいて、花が咲けばさぞ見栄えがするだろう。そんなことを思いながらライトセイバーさながら桃の枝を構え帰宅した。

 なめらかにあかく、やせぎすな桃の枝。

 

クレーンゲームは台を選ぶまでが勝負だとmは言う。

クレーンの刃が開く角度、力の強弱、プライズ(景品)の位置などを緻密に観察・計算し、万全の態勢で奪取に臨む様子、鮮やかな手際は、何だか腕利きの狩人みたいだなーと思った。






戦利品はヘルシーご飯の協力な助っ人、スチームクッカー。「アレうらやましいアレ欲しいアレ取って」と子供のよーなおねだりの末にいただいた一品。買えば千円以上はするものを数百円で獲れるのは、すごいなーと。

次は……加湿器を……ねだってみようと思っている……。





 米軍基地そばの店で、タルタルフィッシュバーガー。ボリュームたっぷり!



母が、姉の次女に雛人形を買ってやり、それは母にとっては親切心さぞ喜ぶだろうと思い込んでいたのだが姉は雛人形についてはそれなり計画もあり「要らなかったのに」と不用意な発言をして母を激怒させ、その余波がわたしにもやってきたりした。母も姉も双方ともにいくらか配慮が足りなかった、それはたぶん「親子」ゆえの甘えによる。

だーかーらー。

自分以外はみんな他人なんだよ、家族だからって例外は無いんだよ、親子だから血がつながってるからってゆるされるわけではないの、それは思い込みなの、たいがい他人は理不尽なもの、だけど「親子だから」そう思えばどんな理不尽も飲み込むことが出来るから、だから「親子は特別」って思い込んでるだけ。そういう思い込みは怖い。虐待やDVだってそういった思い込みから起こる、他人を自分のものだって勘違いしちゃうところから。

とか人生の真理に思い馳せながらタルタルフィッシュをぱくついた、姉とのランチ。











先日、親父が我が家の女性陣の茶碗をすべて割ったので、新たに買い求めてみた。

 その名もゆかしい、立花という茶碗。立花というのは、わたしはそのほうには疎いのだが、生花の型の一種だとか。縦長で背の高いところ、糸底のあしらいも気に入った。

ところでなぜ女性限定で茶碗がすべて割れたかというと、うちは昔から男性陣の茶碗は丼茶碗を使うことになっているので、親父が茶碗をすべてひっくりかえしても大振りで丈夫な丼は割れなかったのだ。

子供のころから男は丼で飯を食うものだと思って育っており、わたし自身も十代のころは丼で飯を食っていたので、初めて他人の家で飯を食ったとき、その家のお父さんがえらく小さい茶碗(丼と比較して)で食べていてひどくびっくりした。大人になり、女のわたしよりもご飯を食べない男性が居るという事実にまた衝撃を受けた。いわゆる大飯食らいの家というか、いまだにご飯はひとり一合計算で炊いているからねうちは。



日本では、たとえば飯碗や箸は各個人の持ち物であり、毎回の食事のときは必ずそのものを使うことになっている。これを「属人器」といって、欧米には無い習慣らしい。中国ではスリッパなど足に履くものを共用にするととてもいやがられる、中国のホテルで部屋に用意されるスリッパが紙製なのはそのためだという。

人間は、何を「気持ち悪い、嫌だ」あるいは「よい、OK」と感じるか、その好悪の感覚が一致するか否かでそのひとと仲良くなれるかどうかがある程度決まるとわたしは思っているので、日本人が国際結婚するってやっぱり相当困難なんじゃないかと思うのよね。ひとはだれでも、自国の文化という十字架を背負っている。






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