ゆめ か うつつ か
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Kちゃんにおむすび屋さんを教えてもらったので、さっそく行ってみた。
昨今駅ナカなどにあるようなお洒落で洗練された店ではなく、味のある老夫婦が切り盛りする、こぢんまりした店だ。扉は勿論手動、壁には達筆な、メニューというよりはお品書き。割れせんべいやお饅頭、日替わりのお惣菜が並び、ひとり二人やっと座れるようなカウンターには新聞がばさりと置かれている。イートインすると、竹皮に置いたおむすびと共に、熱い緑茶を出してくれた。
居心地がよいので、また行くだろう。
*
日本古来の神に「産日」という名が見えるが、「むすび」とは本来、ただならぬ霊力を意味していたらしい。「おにぎり」より「おむすび」の方が、だから、ありがたいように思える。

昨今駅ナカなどにあるようなお洒落で洗練された店ではなく、味のある老夫婦が切り盛りする、こぢんまりした店だ。扉は勿論手動、壁には達筆な、メニューというよりはお品書き。割れせんべいやお饅頭、日替わりのお惣菜が並び、ひとり二人やっと座れるようなカウンターには新聞がばさりと置かれている。イートインすると、竹皮に置いたおむすびと共に、熱い緑茶を出してくれた。
居心地がよいので、また行くだろう。
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日本古来の神に「産日」という名が見えるが、「むすび」とは本来、ただならぬ霊力を意味していたらしい。「おにぎり」より「おむすび」の方が、だから、ありがたいように思える。
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先ごろ職場が新宿に移転したGと昼飯を約し、昼過ぎに西口で落ちあった。さて何を食おうか、となり、気温は35℃を越えようとしていたにも関わらず、刀削麺の店へ。
刀削麺というのは、小麦粉を練ったものを包丁で麺状に削ったもの。日本で言うならうどん、ほうとうの類い、パスタも近いな。うまいとこのはもちもちして大変にうまい。
初めて刀削麺を食ったのはシルクロードへの列車を乗りつぐため「中国のへそ」炎天の蘭州で一時下車した、そのときだった。刀削麺は食すときのみならず、製作過程をも楽しめる麺料理で、ガラス窓越しに、次々削られ湯に投じられる麺になかば誘われるように、わたしはその店に入った。ひどく辛かったのを覚えている。熱くて辛い、それが刀削麺。タイ料理やインド料理もそうだが、暑いところで人はスパイスを求めるらしい。空調がなく熱気がこもる店で、辛いスープに汗が滴る、あの単純な、強烈な味を思い出した。
刀削麺というのは、小麦粉を練ったものを包丁で麺状に削ったもの。日本で言うならうどん、ほうとうの類い、パスタも近いな。うまいとこのはもちもちして大変にうまい。
初めて刀削麺を食ったのはシルクロードへの列車を乗りつぐため「中国のへそ」炎天の蘭州で一時下車した、そのときだった。刀削麺は食すときのみならず、製作過程をも楽しめる麺料理で、ガラス窓越しに、次々削られ湯に投じられる麺になかば誘われるように、わたしはその店に入った。ひどく辛かったのを覚えている。熱くて辛い、それが刀削麺。タイ料理やインド料理もそうだが、暑いところで人はスパイスを求めるらしい。空調がなく熱気がこもる店で、辛いスープに汗が滴る、あの単純な、強烈な味を思い出した。