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ゆめ か うつつ か
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 〔バカにする~(ひとを)いらいらさせる〕

↑ こういうポーズのこと。

学生時代にジーニアス(辞書)で見かけて以来、気に入ったのでたまに使う。主に他人をバカにするときに。

親指を鼻に付け、てのひら(もしくは指)をひらひら動かすのがコツ。
「やーいやーい」などとはやしたてるとなお効果アリ。



m「マジでむかつくからやめて!!」


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先日暇つぶしにとある博物誌をぱらぱらめくってたら、「仏の三十二相」という話が出てきた。

なんでも、みほとけには三十二の美、或いは高貴の徴があって、仏像はそれに従ってつくられているという。

仏像の特徴なんて小学生にも描けるくらい記号化されてて誰でも知ってる、額に白い毛が生えてる(ビャクゴウ)だとか、福耳だとか、髪の毛がくるくる巻いている(らほつ)だとか・それ以外にどんなのがあるんだろうと思って読みすすめてみたら、

・歯が白い
・目が青く、まつげがふっさり牝牛のように生えている
・肌がなめらかである

                ・・・・・・・・・まあこの辺は普通に今でも美形の条件だろうが、

・舌が耳につく
・直立したら手がひざまで届く
・手足がぐにゃぐにゃしている
・体毛が全て上を向いて生えている
・水かきがある

                ・・・・・・・・・・この辺に至ってくると美とかそういうの以前の問題だろう。

わたしは凡人なので、高貴なかたがたの美のセンスはちょっと理解しがたいなあ、とか思った。

直立したら手がひざまで届くって。オランウータンか。。





相といえば。

昨今、手相が再流行しているみたいだけど、学生時代、同じサークルに、本格的に手相学(東洋のじゃなくてフランスの、いわゆるパーミストリー)を学んだという男が居て、女の子がむらがってたのを思い出した。

こうした知識はちょっとしたモテテクであることには違いないが、「君って脇の下の肉付きがたっぷりしてるね☆それって仏陀とおそろいなんだヨ☆」とかゆっても多分モテない。
 

GWの終わり、そういやしばらく音沙汰ねーな、と思ってGに連絡してみたら

倒 れ て た。

過労から来る急性胃腸炎で二度も救急車に運ばれ、一時はろくに水も飲めないほど衰弱していたらしい。

最近、不景気のあおりで激務になりがちだと話は聞いていたものの、倒れるまでとは思わなかった。お前頑張りすぎだ!と思うとともに、そこまで働かせる会社に憤りを覚えた。
そもそもやつは「元気」が由来になってGというあだ名がついたくらいで、小・中学校時代も(交通事故で入院してたとき以外は)休んでいるのを見たことがない。そんな……そんな優良皆勤印のGを、よくも、よくもここまでぼろぼろにしやがったな! !

と、まあ、これがドラゴン××ルだったらわたしが怒りのパワーで超なんたら人の血に覚醒し敵をボコボコにしてメデタシメデタシなんだけど、テキは現代日本社会であって、わたしは超なんたら人ではなくしがない日本人(それも社会的にはどちらかといえば弱いほうの)なのであった。

っていうか、改めて、ものすごく、現代日本社会に危機感を覚えた。

わたしだって前の会社を辞めたのは一ヶ月に休日が1~2日あるかないかの超激務だったからだし、他・友人たちの話をきいても、ギリギリな働き方をしている人が多すぎる。壊れそうなひとたちが多すぎる。

危機感とはそういうことで、このままではいずれみんな壊れていくであろうし、みんなが壊れたら社会も壊れていき、日本も崩壊していくんであろう。


「生きる」をやるのもラクじゃねえな、とつくづく思う。



天気予報を見ていたら、「低温注意報」なるものが発令されていた。

長らく天気予報を見ているつもりだが、そんな注意報は初めて聞く。

低温動物(蛇とか蛙とか)が目覚める季節ですよ気をつけて、ということか(沖縄にはハブ注意報というのがあるらしいので咄嗟の連想)、はたまた低温火傷するくらいには熱くなりますよということか、それとも低体温の人(女性とか)は冷えに注意、ということか……。

わたしの中で「低温」に関わる単語を総動員し、小学生の頃思い悩んだ「ハロー注意報」(波浪なんて読めねーよ!)に匹敵するほどありとあらゆる可能性を追及してみたが、そんなに追及するまでもなく、単に「寒いよ!」ということらしい、と気付いた。

じゃあ暑いときは高温注意報なのかといえばそんなこともないわけで……。

気象庁はそれなりに頑張って名付けているのであろうが、低温ってなんとなく違和感がある。わたしだけ?



みなかみに行ったとき、時季外れの大雪に見舞われて避難がてらランチにと近くの和食店へ入った。

平日の、しかも大雪とあって、客は私たちのみ。そこで通しに出されたお茶が、ひどくぬるい上に微かにぬるりと昆布のような舌触りがした。冷えきっていた私たちは、そのお茶に思わず眉をしかめてしまったのだが。

ずいぶん後になって、それが玉露だったと知って、赤面。

シーズンオフにふらふらしてる若造ふたりに玉露を出してくれるなんて、思わないじゃない。しかもちゃんと客のかおいろを読んで、後程、熱々のほうじ茶を出してくるあたり汗顔の至れりつくせりとはまさにこのこと。恐れ入りました!





伊豆の某有名店で「一見客」とわかったとたんに扱いがよそよそしくなったこともある。

わたしは確かに一流の客ではないが、相手が本当にもてなしてくれているかどうかくらい、判るよ。


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